マンガスクール☆はまのマンガ倶楽部は、横浜にある完全オンラインのマンガ専門教室(スクール)です
Manga School☆Hamano Manga Club
まずマンガスクールや専門学校のマンガコースに行くことに対しての、マンガ初心者にとってのメリットを考えてみましょう。
専門学校のマンガコースやマンガスクールにはたいてい、プロのマンガ家の講師がいます。さすがに売れっ子の現役バリバリというわけにいきませんが、基本的には何年も現役のマンガ家として続けてきたある程度の経験則と力量を持つマンガ作家などが、講師として生徒を教えているはずです。
そのプロの目で、あなたの作品を直接に評価をしてもらえる。あなたの気付かなかった足りないところを指摘してもらい、指導してもらえる。プロの経験則から来る様々なアドバイスを直接受けられ、あなたに足りないメソッドやスキルについても教えてもらえる。
そのようなことを踏まえて、マンガの初心者が専門学校のマンガコースやマンガスクールで教わるメリットを挙げてみると次のようなことになると思います。
~☞専門学校のマンガコースやマンガスクールに通うメリット☜~ |
プロとしての経験値と力量のある講師に、
客観的に作品(あなたの原稿)をフィードバックしてもらえることで、 自分一人では気付かなかったであろう、自分に足りない部分などを 指摘してもらい、その部分をカバーするやり方などを 的確に伝授してもらえる。 また作品制作において、覚えておいた方がいい スキルやメソッドについて広くまんべんなく教えてもらえる。 |
他にも、専門学校のマンガコースやマンガスクールに通うメリットの一つとして「同じ目標を持った者同士が学ぶ場に集う」ことで自分も頑張ろうというモチベーションが生まれるという効果もあります。
マンガ志望仲間と繋がりを持つことで、お互いに刺激をもらいながら楽しくマンガを学ぶことができる、というわけですね。
良いカリキュラムを持つ学校なら、自分の上達具合も感じられるでしょうし
上達が実感出来れば、モチベーションが維持しやすいでしょう。
また最近は、専門学校のマンガコースや大手のマンガスクールには「出張編集」という形で、出版社のプロの編集の方がわざわざ学校に来てくれるところも多いようです。
以前はマンガの持ち込みは、自分自身で出版社にアポイントメントを取り、直接本人が出向くか、または出版社に郵送で送るのが普通でした。漫画「バクマン」にもあったシーンですね。
ですが個人の持ち込みはハードルが高いと感じ、躊躇してしまうマンガ初心者も多く、また郵送の持ち込みでは、直接に編集者の意見を聞く事が出来ないというデメリットがあります。
その点、出張編集は向こうから出向いてくれる分、編集者の方も「見てあげよう」というモチベーションが高く、自分自身でアポを取る必要もないので、生徒の精神的ハードルも低い。
このように、マンガ初心者が気軽に編集に見てもらえるというのは、専門学校のマンガコースやマンガスクールに通う大きなメリットだと思います。
また、大手の専門学校のマンガコースなどでは設備の充実なども魅力の一つです。
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では逆にデメリットとしては、どんなことが考えられるでしょう?
まず専門学校のマンガコースですが、基本的に大勢の生徒を数人の講師が一度に見る形になることが多いです。
そうなると、「この生徒にはここが弱いからこのスキルが必要」だとか、「この生徒のレベルならこのスキルはまだ早い、または逆に必要ない」など、講師が各々の生徒に充分な個別の対応をしてあげたくても、現実的になかなか難しいのが現状でしょう。
また、まんべんなくスキルを教えてはくれますが、大勢の生徒を対象とするために「浅く広く」になりがちです。
モチベーションの高い生徒は、その「浅く広く」のギャップを、自分から講師に食いついていくことで埋めていくのでしっかり伸びていきますが、漠然と受身で授業を受けるような生徒や、性格的に引っ込み思案で自分から食いついていけない生徒などは、本人の望むような上達が見込めるのかどうかは、難しいところではないかと思います。
カリキュラムの問題もあります。
専門学校では年間のカリキュラムのスケジュールに縛られてしまい、個々の生徒の進捗状況や理解度に合わせて講義を進めてはくれません。
わからない生徒が、わからないまま置いてきぼりになってしまうようなことも起こります。
先ほどメリットとして伝えた「同じ目標を持った者同士が学ぶ場に集う」ことが逆にデメリットになることもあります。
やる気のない者同志が集まってしまい、「アイツもやってないから、まあいいか」と、お互いをごまかし合ってろくにマンガを描かずただ学生生活を謳歌しちゃいました、で終わってしまう場合もあるのです。
本人はそれでもいいのかもしれませんが、本人の夢を支えようと、その授業料を全て親が払っている場合を考えると、少々同情を禁じ得ません。
なぜなら専門学校のマンガコースの授業料は、決して安いとは言えない金額だからです。
平成30年時点で調べてみましたが、主な大手専門学校で2年制マンガコースに通う時にかかる費用は次の通りでした。
T学院 | 270万円(内入学金17万円) |
N専門学校 | 約270万円(内入学金20万円) |
横浜D専門学校 | 184万円(内入学金15万円) |
東京D専門学校 |
226万円(内入学金18万円) |
A*M総合学院 |
230万円(内入学金10万円) |
Nデザイナー学院 | 227万円(内入学金18万円) |
Nアニメ・マンガ専門学校 | 220万円(内入学金7万円) |
名古屋D学院 | 初年度で120万円前後 |
大阪総合D専門学校 | 初年度で134万円 |
九州D学院 | 初年度で112万円 |
*こちらのサイトも参考になります→ https://www.senmon-hiroba.net/index/manga1.html
こうしてみると専門学校に通うには、大体2年間で200万円前後の出費をみておかなくてはならないことになります。
結構いい車が買える金額ですよね。またさらにこの上に、教材費などの諸経費がプラスされることが多いのも知っておいた方がいいでしょう。
かかる費用は授業料だけではありません。通学の為の交通費がかかります。
自宅から通えない地方出身者であれば、アパートなどの住居代やそこで発生する光熱費などを含めた生活費までかかることになり、そうなるとかなりの金額になることは想像できます。
最近は地方どころか国を超えて来る外国人留学生なども多く、そんな遠くからも入学してくることに驚きます。
これだけ費用がかかることを考えるとマンガを学ぶのに「学校」という方法を選択するときには、専門学校のマンガコースだけでなく、もっと小規模のマンガスクールの選択肢もちゃんと持っておくべきだと思います。
マンガスクールのほとんどは月謝制で、専門学校ほどの費用はかかりません。 これも調べてみましたが、週1回の授業で月に1万円前後のところが多いようです。
また専門学校のマンガコースは、学費を前後期または一年分前納の形をとるので、途中で辞めてしまった場合でも、基本的にお金を返してはくれません。その意味でも、マンガへの意思の強さにまだ自信がないという人は、とりあえず途中で辞められる気軽さのあるマンガスクールに行くという選択を取るほうがいいと思います。
マンガスクールは専門学校のマンガコースに比べ、規模や設備に関してこそ劣っている場合が多いですが、マンガスキルの内容に限っては、遜色がないところも多いと思います。教える内容にそう違いはないはずですから。
そのあたりはマンガスクールのほうが専門学校のマンガコースよりも細かいカリキュラムを公開している場合が多いので、しっかり調べて検討すればいいでしょう。
ところでマンガスクールや専門学校のマンガコースを卒業しても、マンガ家になる資格や認定が取れるわけではありません。
マンガ家の資格というものがもしあるのだとしたら、それは「自ら描いた作品でお金をもらうこと」で、初めて勝ち取るものです。
ところがマンガ学校に入学しに来る人の中には「入学すれば自分をマンガが描けるようにしてくれるのだろう」と考えているのではないかと思う人がいます。それは大きな間違いです。
「マンガを描くということは、 描きたいと思う本人が実際に描くかどうか」 です。
いくら良いスクールに入学して、優秀な講師が素晴らしい講義をして漫画の描き方を伝えてくれたとしても、当の本人が前向きに描こうと思っていなければ、何にもならないということです。
私がこのことをマンガ初心者に伝える時に使うのが「クララの論理」です。
「アルプスの少女ハイジ」という物語をご存じでしょうか。
アニメにもなっていて、最近では「家庭教師のトライ」のCMでもおなじみかと思います。物語の中で、主人公のハイジは、足が不自由で立ちあがることができない親友のクララに、何とか自力で立ってもらいたいと思い、心から励まし、応援します。しかしハイジがどんなに気持ちを込め、どんなに真剣にサポートしても、クララは立つことができません。
ではどうやってクララは立つことができたのでしょう。
クララ本人が立とうとしたからです。
ハイジの応援はクララの心の支えにさえなったかも知れませんが、結局は本人にその気持ちが無ければ決定打にならないのです。これはマンガスクールの生徒も同じです。
どれだけ講師がヒントやアドバイスを与え、叱咤激励しようとも、本人に描く気が無ければ、ほとんど意味がないということです。
ではマンガの初心者が専門学校やマンガスクールに入るときの 、デメリットをまとめてみましょう。
~☞専門学校のマンガコースやマンガスクールに通うデメリット☜~ |
「専門学校のマンガコース」は設備が充実している分 学費はかなり高額。 更に別に入学金や諸経費がかかる場合が多い。 また学校の立地条件によっては通うための交通費や 引っ越し代、住居費、生活費の負担も考えておかねばならない。 それだけのお金がかかるということを踏まえて 自らのマンガへの情熱がどれだけかをしっかり見極めたうえで選ぶ。 費用の掛からないもっと小規模な 「マンガスクール」という選択も視野に入れる。 |
専門学校のマンガコースやマンガスクールに行けば、学校が生徒にある程度の力をつけてくれるのは確かです。モチベーションも上がるでしょう。
ただ通う人の心の持ち方次第では、費用対効果(コストパーフォーマンス)のかなり悪い選択になる場合もある、ということは知っておくべきでしょう。
どんなマンガスクールに行こうが行くまいが、本人が描かなければマンガへの道は無いのです。
コラム5では「③アシスタントに応募してプロから直接学ぶ」ことについて考えます。
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