本当の意味で役に立つ!おススメ参考文献


私自身が実際に読んで、マンガ初心者に本当の意味で役に立ち、モチベーションも上げてくれると思った本を紹介します。


ニコ・ニコルソンのマンガ道場破り

ニコ・ニコルソンのマンガ道場破り

―白帯マンガ家が第一線のプロ作家に突撃取材! (ジェッツコミックス) 

ニコ・ニコルソン(著)

 

漫画家のニコが、ヤングアニマルの連載人気作家の羽海野チカ(三月のライオン)、三浦建太郎(ベルセルク)などの元へ行き、その作品制作の秘密に密着レポートをするというもの。

 

一線で活躍するプロが、どうやって作品を生み出すか、どうやってプロに至ったのか、それぞれのマンガ観と併せて知ることができる。また、彼らのマンガが、才能ある無しとはまた別の、並々ならぬ努力の上に成り立っていることにも気付かされる。 

 

              マンガが描けないことを安易に才能のせいにしてしまう人には必読の本。


描かないマンガ家:えりちん

描かないマンガ家 コミック 1-7巻 (ジェッツコミックス)

えりちん(著)

 

専門学校のマンガコースに通う、クチばかりで一切作品を描かない、ダメ漫画家志望の男が主人公。読んで身につまされるマンガ家志望者も多いかも。

  

えりちんさんの絵の上手さ(特に構図取り)がハンパなく凄いです。

 


サルでも描けるマンガ教室21世紀愛蔵版:相原コージ、武熊健太郎

サルまん サルでも描けるまんが教室 21世紀愛蔵版

上下巻 (BIG SPIRITS COMICS)

相原コージ、武熊健太郎(著)

 

相原コージと武熊健太郎(共に実在の人物)の二人が、売れっ子漫画家を目指して無茶苦茶な奮闘をする(という架空の話)、30年前に刊行された怪本。

2人が連載にこぎつけた作品も載るという、「マンガ内マンガ」も面白い。

 

二人の作品が売れたあとの、アニメ化などのメディアミックスまで言及するその構成は、ギャグあり、パロディあり、評論性もありで内容も濃い。 

ふざけているようで、実際はかなり真面目な本とも言える。


エロ漫の星:金平守人

エロ漫の星 上下巻 (ヤングコミックコミックス) 

金平守人(著)

 

上で紹介した「サルまん」のエロ漫画版ともいえる作品。

Amazonではアダルトジャンルにはいっており、いわゆるエロ漫画がダメな人にはおススメできないが、内容はかなりちゃんとしている。

 

エロマンガ家を目指す主人公が奮闘するストーリー。隠れた快作。

 


マンガのマンガ:かとうひろし

マンガのマンガ 初心者のためのマンガの描き方ガイド コマ割りの基礎編

かとうひろし(著)

 

マンガの指南書としては、かなり良書。

コマ割りなどの画面演出は、人に理解させるのがなかなか難しく、良いメソッド本は少ないのだが、この本では作者が専門学校の講師もされていて、その経験もあってだろうが、マンガの方法論を非常に分かりやすく伝えてくれている。

 

私もこの本から結構ヒントをもらいました。


ヒロマサのお絵かき講座:うえだヒロマサ

【マンガ】ヒロマサのお絵かき講座<顔の描き方編> (廣済堂マンガ工房) 

 うえだヒロマサ(著)

 

文字通り、マンガの「絵」を描くためのメソッド本。

シリーズで「身体の描き方編」「手の描き方編」と続くのだが、かなりの良書。

マンガ仕立てで順を追って説明してくれていて、丁寧で細かくわかりやすい。

なによりも感じるのは、教えることに対しての作者の誠実さだ。 

 

巷にあふれるマンガ技法本の中には、経費を浮かせるためか儲けたいのか、経験の少ないアマチュアに作画例の絵を描かせて、そのデッサンの狂ったサンプルを平気で載せているような、

きわめて購入者に失礼な「マンガデッサン」本(ギャグか!)や「キャラクター本」などが少なからず出版されていて、腹立たしく思うこともあるのだが、この本は作者自身の気づきと絵で成り立っていて非常にわかりやすい。

 

マンガの絵の描き方で悩む人には強くおススメする。


青春少年マガジン1978~1983 (週刊少年マガジンコミックス)

小林まこと(著)

 

1978年に投稿作品が入選し、その作品を膨らました初連載「1.2の三四郎」で一躍人気作家になった小林まこと氏の自叙伝のような作品。

週刊連載をアシスタント無しで描くなど、今とは時代が違うと思われる部分もあるが、作者の純粋で一途な気持ちがマンガを支えているのは今も同じだろう。

それに付け込んだような出版社側のブラックぶりが、気にはなる。

 

小林氏がマンガ家として生き残った一因は、いい意味でのいい加減さ。それを持て得なかった彼の親友たちは、次々に倒れていく。

巻末に小林氏の中学時代からの作品(習作)が載っているがそのレベルの高さ、マンガ熱の高さには驚く。

マンガを描くというのは、結局はひたすら描くことなのだ。