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カケアミってどうやって描くの?

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ペンタッチの練習にもなる、カケアミの描き方を覚えよう!

カケアミ
カケアミ

カケアミ」は、わざわざ描かなくても、トーンの「カケアミ柄」で済ませることができます。

ただ、カケアミは自分のタッチがしっかり出るため、実際に作画するとそれぞれが個性的なカケアミになるという面白さがあります。

 

また、タッチが出るということは、ペンスキルの上手い下手がもろに出るということで実際、ペンスキルが低い人はカケアミがとてもヘタクソです。ペンコントロールが下手だと、決してきれいなカケアミが描けないからです。

実際に描けば、自分のペンコントロールのレベルがわかるでしょう。 

逆に言えば、カケアミを描く練習は、ペンコントロールの練習にも、とても有効でもあるということです。 

 

 

カケアミを上手に描けるように

なることで、

自分のペンコントロールを

上達させましょう!



*カケアミの種類~4種類のカケアミを覚えよう~

1かけ
1かけ

 

1かけ・・・平行で等間隔に、正方形状並んだ同じ長さの数本の線

 

 


2かけ
2かけ

 

2かけ・・・「1かけ」の上から直角にクロスするように1かけ」と同じものを重ねる。


3かけ
3かけ

 

3かけ・・・「2かけ」に45度でクロスするように「1かけ」と同ものを重ねる。


4かけ
4かけ

 

4かけ・・・「3かけ」でクロスして置いた線に直角になるように1かけ」と同じものを重ねる


*注*

先ほど「カケアミは描く人によって、それぞれ個性的なものになる」

と言いました。その意味で、ここで説明しているカケアミは、

「私(はまの)の作画するカケアミ」ということになります。

ですから、皆さんが他で知ったカケアミとは少し違う場合があります。

ただ、違うとはいえ、基本的な描き方はどれも同じなので

ここで説明しているカケアミを覚えてもらって、差し支えありません。

 では、それぞれの作画法を説明していきます。


*カケアミの作画法

*カケアミ作画の極意!*

カケアミは「線」の組み合わせではなく

「線が描いてある四角いタイル」を敷き詰めると考える!

  

このようなタイルをイメージ
このようなタイルをイメージ
このように敷き詰めていくイメージ(トーン線は説明のために描き込んであります)
このように敷き詰めていくイメージ(トーン線は説明のために描き込んであります)

カケアミは、同じ模様で同じ大きさの正方形の「タイル」を、ランダムに重なるように敷き詰めていくとイメージして下さい。

  

マンガ初心者はこの「同じタイル」を描くのが極めて苦手です。 

 

タイルによって正方形が歪んでしまったり、線の数が違ってしまったり、線が平行でなかったり、線の間隔が違ったりバラバラだったり、線の太さが違ったり・・・そんな場合、カケアミは極めて乱雑で汚くなります。

 

置くのはあくまで同じタイルです。違うタイルを描き込まないでください!この「同じタイルを描く」という意識がカケアミ上達の肝です。


 まずは基本になる「1かけ」を作画します。

 

*トーン線は描きません
*トーン線は描きません

初めてかけアミを描く人でタイルの大きさや線の本数を、どうすればいいかわからない人取り合えず、左図の「基本タイル」で作画してみて下さい。

 

7mm四方の正方形エリアに、等間隔で太さが均一な5本(または6本)の平行線が描かれている、これを基本のタイルとします。

 

練習するときはまず、きちんと大きさを意識するために

用紙の上端など目に付くところに、この「基本タイル」を正確に1つ描いておいて下さい

カケアミ作業の途中で、時々これを確認をすることで描いているうちに、だんだん形や大きさが変わってしまうというトラブルを防げます。 


 

このタイルを、ランダムにひたすら敷き詰めていく感じ下の図を参考に作画をしてみましょう。

タイルの隙間も、下のタイルが見えている、というイメージでちゃんと描き込んでください。

1かけ
1かけ

 

「1かけ」が出来たら「2かけ」「3かけ」「4かけ」と順に、線を重ねて作画していきます。

2かけ
2かけ
3かけ
3かけ
4かけ
4かけ

  

*カケアミ作画の注意点!*

 

作画は常にペンコントロールを意識して、作画線は均一に(長さ・太さ・間隔)しっかり描くこと!

 また、入り抜きは厳禁です。

 

カケアミは基本的に、集中線などと同じ「効果」として使います。つまり脇役です。

 だから線の太さは細目にしてください。

 太い線にするとキャラなどの主役の線より目立ってしまい、本当に目立たせるべき相手を殺してしまいます。

 

③タイルの隙間を埋めるのは、まず表面のタイルを描いた後にするのがコツ。

 

均一の線を描くには、腕は常に横線を引く動作のまま、原稿用紙の方を回して縦や斜めの線を描くのがコツ。

 原稿用紙を固定したまま、腕の動きだけで無理して斜めや縦線を描くと、

必ず線画乱れ同一の線にならなくなります。

 

2~4かけの作画の際には、基本的にはまずは「1かけ」をしきつめてから、

2かけ、3かけの作業に移るようにする。例えば最終的に3かけにしたい、という時でも

1つのタイルごと「3かけ」に仕上げるような作画をしないほうがいいです。

 

 

3かけ、4かけの作画の際に斜め45度の線を入れる場合は

 初めの1かけの正方形から線をハミ出さないように

 調整して線 描き込むこと!

 ハミ出し線があると、その線が他の線と重なり、

カケアミの 仕上がりにムラが出来て、汚くなります。

 

 

3かけ、4かけの線は 「1かけ」のときの正方形からはハミ出さない!
3かけ、4かけの線は 「1かけ」のときの正方形のタイルからはハミ出さない!


 上手く作画が出来ましたか?

カケアミが上手く描けるようになったら、「縄カケ」にも挑戦してみましょう!

 

*「縄カケ」の作画

 

 「縄カケ」も、カケアミ同様に、「タイル」を重ねながら並べていくイメージで作画します。


縄カケの形
縄カケの構成(形)

*作画のコツ*

 

縄カケの構成は「円」ではなく「カーブ」です。

ハイウェイ(高速道路)」、「蛇のとぐろそんな感じのものをイメージして下さい。折れ曲がったり、急に曲がったりは厳禁です。大きく滑らかなカーブで作画しないと汚い縄カケになります。

 

 

 


基本のタイル
基本のタイル

 このカーブに合わせて、カケアミのときと同じタイルを並べていきます。

タイルの線がカーブの進行方向に向くように並べます。

四角いタイルで曲線を作るわけですから当然

タイルの一部が重なることになります。そこが縄カケのテイストになるわけです。


曲線に沿ってタイルを並べる
曲線に沿ってタイルを並べていきます。
曲線に沿ってどんどん並べる
こんな感じです。
曲線の場合、常にタイルの一部が重なる
曲線の場合、このトーンの部分が常に重なる


縄カケ00

   縄カケのカーブは無理せず緩やか大きく曲がるのがコツです。急カーブや小さなカーブを作ると、バランスの悪い、汚い仕上がりになります。

 



では、作画の手順を具体的に説明していきます。

 

 

①初心者は慣れるまでは、まず鉛筆腺でカーブのアタリを描きます(慣れてきたらこの手順は省いて構いません)


 

左図のように、このカーブに沿ってタイルを置いていくイメージをします。

 

左図では説明のためにタイルのアタリを描き込んでありますが、ここまですることはありません。

イメージで結構です。


 

②カケアミのときと同様に、タイルをカーブに沿って並べていくように作画をしていきます。重なりの部分が縄カケの肝です。 

意識して描き込んでいってください。


 

こんな感じで、どんどん縄のように繋げていきます。


 

③空いている隙間は、カケアミの作画のとき同様に、ある程度縄カケが描けた後に埋めていきます。

やみくもに埋めるのではなくカーブの下にもまたカーブがある、というイメージ丁寧に線で埋めていきます。




 

 

こんな感じで、出来上がりです。

どうです?上手く作画が出来ましたか?